Staff・健康ブログ

2019年2月26日 火曜日

歯ブラシに血が・・・!

こんにちは(*^-^*)歯科衛生士のエミです。花粉シーズン到来ですね。花粉症の方には辛い季節になってきました。
さて今日は、歯ブラシに血が・・・!歯ぐきからの出血についてお話したいとおもいます。歯磨きをしたときやリンゴなど硬い食べ物を食べたときに歯ぐきから血が出やすいというのは、歯ぐきに炎症があるからです。
炎症を起こした歯ぐきは色が赤く腫れてブヨブヨになります。歯ぐきの炎症を引き起こすのはプラーク(細菌の塊)です。歯石はプラークが石灰化したもので、その中の細菌は死んでいますがプラーク中の細菌は大部分が生きていて、細菌やその生産物が歯ぐきの中に侵入しようとします。すると侵入を防ぐためにからだを守る白血球が集まり血管の拡張と充血が生じ、炎症部は浮腫が起こりブヨブヨに。その部位に歯ブラシなどの刺激が加わることで、出血するようになるのです。
血が出るのが怖いからといって歯磨きしないでいると、炎症はますます悪化します。そうなると悪玉細菌がさらに増え、次第に歯を支えている骨(歯槽骨)をも壊していきます。そのうち歯がぐらつきはじめ、腫れも引きにくくなって、血だけではなく膿も出て、口臭もひどくなります。
できるだけ早く適切な歯周病の治療を受けないと、やがて歯が抜けてしまいます。歯磨き時の歯ぐきからの出血は、早めに治療を受けるべきサインです。歯科医院で歯周病の状態を診てもらい、大きな原因であるプラークを除去する歯磨きの仕方を指導してもらってください。
歯周病の初期段階である「歯肉炎」の状態なら健康な歯ぐきに戻る可能性も高いです。末永く自分の歯を保つために早めに治療を受け、セルフケアに励み定期管理を受けましょう。

むし歯,歯周病,入れ歯のかみ合わせ,白い歯,ホワイトニングなどの治療は「よいほの歯科診療所」まで



投稿者 よいほの歯科診療所

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