Staff・健康ブログ

2017年7月21日 金曜日

歯磨き粉の研磨剤で歯が削られる?

こんにちは(*^-^*)歯科衛生士のエミです。暑い夏がやってきましたね!!
さて今日は歯磨き粉の中に入っている研磨剤のお話をしたいと思います。
歯磨剤中の研磨剤にはリン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸などが用いられています。
実験してみれば、たしかに研磨剤は歯面を削りますが、一生涯使用しても健康障害が出るほど削れることはありません。
それよりも、歯ブラシの毛の硬さやブラッシング圧のほうが研磨性に影響します。
歯磨剤の歯面研磨性は、RDAという象牙質研磨力の評価値によって世界的には250以下と基準化されており
日本では150以下と世界基準より低く設定されています。
但しRDAの測定は、決められた歯ブラシを用いて基準化された力でどのくらい象牙質が削られるかを示すものです。
実際のブラッシングにおいては、硬い毛の歯ブラシで強い力で磨いたり、研磨剤の粒子が硬かったりすると
象牙質のダメージは大きくなります。
日本で販売されている研磨剤の配合割合は、ペーストタイプの歯磨剤では10%~60%ですが、現在の製品の配合量は
以前より少なく、研磨性が低く抑えられています。
研磨剤無配合のジェルタイプは、歯根露出や知覚過敏などで歯面への刺激を抑えたい方に利用できます。




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投稿者 よいほの歯科診療所

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